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kuwabara

子供の頃、好きなぬいぐるみやキャラクターに対して愛を通り越して憎悪の感情を持った事はないだろうか?
僕は幼少期に「オペ」と称して大好きだった「しまじろう」のぬいぐるみにメスを入れ、
綿を抜き、異物混入をして縫合していた。
異物とはビー玉や鼻をかんだティッシュ等だ。
これを混入した後、しまじろうの腹部を縫合していた。
しまじろうはいつも無表情だった。
僕は苛立っていた。
何故しまじろうは苦痛に悶えてくれないのだろうか?
何故しまじろうはレスポンスをくれないのだろうか?

僕はしまじろうが大好きだった。
月曜日の朝7:30からテレビ東京で放送される「しましまとらのしまじろう」を欠かさず視聴していた。
しまじろうと友達になりたかった。
トリッピーやみみりん、ラムりんの仲間になりたかった。
こんなに大好きなのにしまじろうは表情1つ変えてくれなかった。
次第に「オペ」はエスカレートしていった。
異物混入だけでは飽き足らず眼球をくり抜き、ボタンに付け替えた。
耳を切断し保育園で貰ったワッペンに付け替えた。
それは歪んだ形で具体化された、飽くなき愛への探求心だったのかもしれない。
そしていびつな容姿になった「しまじろう」を見て僕は我に返った。
「只今、帰ってまいりました!!」
「私は一体何をしていたのだろう?」

今では何かを好きになったとしても、
その何かからの反応がなかったとしても、
憎悪の感情が生まれる事はない。
きっとこれは今まで生きてきた人生の中で作られていった「理性」がそうさせているんだと思う。
子供の頃の純粋な気持ち
「しまじろう」の耳をオレンジのウサギのワッペンに付け替えることによって愛を「表現」していた
あの頃の気持ちを持って何かを創っていきたいと思う。

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さよなら

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2018-02-26 : 日記 :
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